メロンくんと一緒に学ぼう!
ネットの発生
温室メロンと同様で開花後15〜20日して果 の発育量が鈍化するころから始まる。ネットは 果皮表層部が硬化し、内部の生長力に耐えきれ なくなって、外皮が裂けてできる現象で、その 発現様相は品種や草勢、環境条件に支配される。
メロン(Melon)
(1) ウリ科の一年生果菜。蔓性で雌雄同株。原産はアフリカ、一般にインドとされるが中央アジアに変種が多い。シロウリ・マクワウリ・マスク-メロン・カンタループ・ウインター-メロンなどの変種を含み、それぞれ品種が多い。
 
 
(2) マスク-メロンの略。わが国には、明治以降欧米から導入され、その後独自の品種が多数育成された。果実は球形で、普通、皮に細かい網目が生ずるのでネット-メロンともいう。果実は柔軟・緻密で、甘味・芳香が強い。
 
 
マスクメロン
マスクメロンの「マスク」は、一般に英語のMask(顔の表面)と考え、そのことで網目を特に重視する傾向があるようですが、本来は、 Muskが正しく麝香(じゃこう)からきています。麝香とは、香料の一種。ジャコウジカの麝香嚢(のう)から製した黒褐色の粉末で、香料が甚だ強く、薫物(たきもの)に用いられ、薬科としても使われる。主に中央アジア・雲南地方などに産する。
ガラス温室
メロン専作にはスリークォーター(四分の三の意)の小型室が利用されている。これは、寡日照期の受光量を多くするための手段で、両屋根室に比べ5〜10%積算日射量が多い。高温栽培するだけに11〜1月にはこの差が大きく品質に影響する。
また、受光量が多いことは熱量も多くなり、保温上も有利になる。そこで、周年栽培にはスリークォーター室が好ましいが、日射量の多い高温期だけを対象とする場合は両屋根室でもさしつかえない。メロンは中近東の乾燥地を原産とするだけに、雨量の多いわが国では高温期でも露地栽培は不可能である。
接ぎ木
植物で、ある個体の芽や枝を切りとって、根をもった他の個体の茎などに接ぎ、活着させること。一般に果樹の栽培などで行われる繁殖法の一つ。接ぐ方の芽や枝などを接穂、根のある方を台木といい、両者は一般に近縁植物でなければ不可能。
摘果と品質
着果数と果重や糖度との関係は深く、多数着果は小球で糖度が低く、商品性をいちじるしく損なう。高品質の果実を生産するには思いきった摘果が必要で、とくにアールス系やノーネット系品質型品種では1づる1果どりの原則を厳守したい。
美味しい召し上がり方
どんな果物でも、美味しく頂く最も大切な条件に、時期があります。メロンは特によい香りを尊ばれる果物だけにお召し上がりになる時期が大切です。メロンの下部がやや、やわらかく感じられ、果皮が青緑色からやや黄色に変わって来て、メロン特有の香りがただようころが最も良い食べ頃です。冷蔵庫にはお召し上がり前2〜3時間程度入れて取り出し縦に二つに切りとり、中の種子をとります。そのまま召し上がるか、少し手を加えてご賞味いただく方法もあります。
ウィスキーメロン 絶品だよ 試してみて!
メロンの果梗のついている上部を3分の1程度
のところで横に切り、種子をさじで取り出し、 ウイスキーを30〜40cc入れて、しばらく 置いて召し上がります。
メロンオードブル
よく熟して冷えたメロンを舟型に切り、薄切り にした生ハムをのせます。その上にレモン汁や ワイン等を少量ふりかければ、さらにおいしく 召し上がっていただけます。 また、かいわれ大根をメロンの切り身にのせた 上に生ハムを重ねてもおいしく召し上がれます。 生ハムとメロン
メロンシャーベット お子さまのおやつに
メロンをジュースにし、冷蔵庫のフリーザーを利用してシャーベットにします。